ハイコ・ヴェスターマン【写真:Getty Images】
今季からリーガ1部に復帰するベティスは6日、元ドイツ代表DFハイコ・ヴェスターマンの加入を発表した。昨季限りでハンブルガーSVを退団していた同選手と1年の延長オプション付き2年契約を締結している。
ドイツ代表で27試合に出場したヴェスターマンは、CBとセントラルMFでプレーできる万能型DF。32歳となってスピードに衰えこそ見えるものの、肉弾戦の強さは失われていない。昨季は降格危機に瀕していたハンブルガーSVで28試合に出場した。
なお、ヴェスターマンはダビド・オドンコール、マルクス・シュタインヘーファー以来クラブ史上3人目のドイツ人選手だ。
ヴェスターマンはクラブ公式HPで「僕はドイツ代表やブンデスリーガで多くの試合に出場した経験を持っている。若い選手たちがより良くなるためにサポートしたい」と自身の役割について語っている。
ベティスは1部定着に向けて積極的に動いている。昨季までヴェスターマンのチームメートだったオランダ代表MFラファエル・ファン・デル・ファールトを獲得した他、『マルカ』紙はフィオレンティーナのペルー代表MFファン・マヌエル・バルガスへの関心を伝えていた。
「僕と監督は良好な手ごたえを感じている。話した時の感じがとても良かった。ベティスは偉大な伝統を持つクラブ。毎試合4万人が訪れるスタジアムは素晴らしいよね。僕はそれも気に入った。チームが多くの試合に勝てるよう全力を尽くしたい」
新天地での挑戦に高いモチベーションをのぞかせるヴェスターマン。1990年代生まれの若い選手が多いチームをベテランの経験で残留へ導こうと闘志を燃やしている。
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