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サッカーFW陣形戦術クロニクル 最前線のユニット進化論

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サッカー戦術解説の第一人者がFWの陣形(ユニット)から戦術の進化を読み解く、至高の戦術エンターテイメント本。

5トップ、4トップ、3トップ、2トップ、1トップ、0トップ……
なぜ時代の流れとともにFWの枚数は減り続けてきたのか?

サッカー史上、最も攻撃的な布陣は3トップか0トップか?
4-3-3が「技術者のフォーメーション」、4-4-2が「フィジカルと戦術のフォーメーション」と評される理由は?

メッシ、スアレス、ネイマールのトリデンテが欧州の頂点を極めたいま、最前線のユニットがいかにしてサッカーを変革してきたのか、そしてFWと戦術の未来を徹底解析していく。

“サッカーを知る”ためにはFWを知らなければならない。FWの陣形で戦術は決まるからだ。

【目次】
プロローグ 先史時代の6トップ

Chapter1 5トップ 名ウインガーを生んだWの時代
オフサイド・ルール変更とWMシステム/スタンレー・マシューズとウイングの名手たち/1000得点を超えのフリーデンライヒ/ディ・ステファノが憧れた男と第1回ワールドカップ得点王/ヴンダーチームと紙の男/5000ゴールの“ペピ”/黒いダイヤモンド/イタリアのメトード

Chapter2 4トップ アタックラインはM型
ラ・マキナ/無冠の王者/ハンガリーのM/マラカナの悲劇とベルンの奇跡/白い巨人と黄金の矢

Chapter3 3トップ カテナチオの台頭と“偽9番”の復活
ブラジルの4-2-4/エル・レイ/60~70年代の3トップいろいろ/黒豹エウゼビオ/カテナチオの台頭/リスボン・ライオンズとマンチェスター・ユナイテッド/トータルフットボールの時代

Chapter4 2トップ 黄金の4人と華麗なる四銃士
66年イングランドの2トップ/リバプールの4-4-2/黄金の4人/ナンバー10の時代/プレッシング時代の2トップ

Chapter5 1トップ クリスマス・ツリーとトリデンテ
4-2-3-1とサンパウロ/クリスマス・ツリー/3-4-3/生き残った最後の10番

Chapter6 0トップ 攻撃サッカーの究極形3-7-0
3-7-0とメッシをめぐる攻防/レアルとバルサの大艦巨砲主義/ウイングプレーヤーの変質/守備ブロックに組み込まれたFW

エピローグ FWと戦術の未来

【著者プロフィール】
西部謙司 にしべ・けんじ
1962年9月27日、東京都生まれ。少年期を台東区入谷というサッカー不毛の地で過ごすが、小学校6年時にテレビでベッケンバウアーを見て感化される。以来、サッカー一筋。早稲田大学教育学部を卒業し、商社に就職するも3年で退社。学研『ストライカー』の編集記者を経て、02年からフリーランスとして活動。95年から98年までパリに在住し、ヨーロッパサッカーを中心に取材。現在は千葉市に住み、ジェフ千葉のファンを自認し、タグマ版「犬の生活」を連載中。著書に『1974フットボールオデッセイ』『イビチャ・オシムのサッカー世界を読み解く』(双葉社)、『Jリーグの戦術はガラパゴスか最先端か』(東邦出版)、『サッカーで大事なことは、すべてゲームの中にある』(出版芸術社)、『戦術リストランテIII』(ソル・メディア)、『サッカー戦術クロニクル』『サッカー3バック戦術アナライズ』『眼・術・戦』(小社)などがある。

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