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途中交代続く岡崎、悔しさ隠して前を向くも…認識した今の「立ち位置」と強敵相手に掴んだ手応え

text by Kozo Matsuzawa / 松澤浩三 photo by Getty Images

強敵相手に掴んだ手応え。アピールにはゴールを

 まだリーグ開幕から2ヶ月足らずだが、初挑戦のプレミアリーグでスタメンをキープして奮闘中の岡崎。本人も、CL常連のアーセナル戦で「やれるやん」と手応えを掴んだ。開幕ダッシュに成功したチームにも徐々にフィットし始め、評価されて然るべきなのは間違いない。

 だが現状を打破して、常時ピッチに残れるストライカーになるには、何よりゴールが欲しい。90分間プレーするためのアピールポイントとして最も説得力があるのは、ゴールである。

 ピッチ上で利他的に振る舞い、試合後のミックスゾーンでも客観的に物事を分析する岡崎には好感が持てる。しかしそれよりも岡崎には、ガツガツと貪欲にアピールしてもらいたい。これができなければ、バーディーを抜かしてエースにはなれないし、昨季チーム得点王のウジョアや潜在能力の高いクラマリッチといったスタメンの座を狙うライバルたちに差をつけることはできない。

【了】

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