元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、イタリア代表を率いるアントニオ・コンテ監督の仕事ぶりを称賛した。14日にイタリア『ジャンルカ・ディマルツィオ』が報じている。

　コンテ監督は、2014年ワールドカップ終了後にイタリアの指揮官に就任した。13日に行われたEURO2016予選のノルウェー戦で勝利し、イタリアは予選を7勝3分の無敗でグループ首位通過している。ワールドカップで惨敗した後にチームを立て直したコンテ監督に対して、ザッケローニ氏は称賛する言葉を贈った。

「チームが一つにまとまっていて、一緒に守り、一緒に攻撃する、本物のサッカーチームだ。様々な解決策を持っており、あらゆる点でコンテは素晴らしい仕事をしているよ」

　また、自身の次期イタリア代表監督候補の噂については「そうした話は2006年からあった」と、日本代表監督就任前から打診があったことを明かした。しかし、「私はいつも監督に就任することはないと言ってきた。他の人ならば“準備ができている”と言うだろうが、私は言わないよ。監督としてオファーは検討するし、これまでにもいくつかオファーはあったがどれも魅力的ではなかったね」と語り、現時点ではイタリア代表監督就任の可能性について明言を避けている。

　イタリアはコンテ監督のもとで調子を伸ばしている。EURO本大会に向けて、このまま好調を維持したいところだが、果たして来年イタリアはどのような成長を遂げているのだろうか。

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