大型補強を続けるパリ・サンジェルマン（PSG）が来季の獲得リストにバルセロナのブラジル代表FWネイマールを加えたという。28日付けフランス紙『レキップ』が報じた。

　PSGは、絶対的エースとして君臨していたスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの契約が今季で満了。そのため、レアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドの獲得を目指すが、当然のことながら交渉は難航中。その“プランB”としてバルセロナで活躍するネイマールの獲得を考えているようだ。

　とはいえ、バルセロナはネイマールとの契約延長を予定しており、さらにネイマール本人もバルサで長年プレーすることを視野に入れている。特に今季はメッシ不在のチームにおいて、勝ち点3に導く存在として活躍を続けている

　現状、ネイマールはメッシ、ロナウドと並ぶトッププレイヤーといえるだけに、たとえ巨額オファーで移籍マーケットを騒がせるPSGであっても“プランB”という位置付けで獲得できる選手ではないだろう。

　しかし、ネイマールは現在自身の脱税容疑に加えてバルサへの移籍問題で実母まで告訴される事態に陥っている。こういったピッチ外の騒動に、PSGが付け入る隙が生まれるかもしれない。

【了】