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独サッカー協会、W杯招致に関連する9億円脱税疑惑で家宅捜索

text by 編集部 photo by Getty Images

ドイツ当局、W杯招致に関連する9億円脱税疑惑でDFB本社などを家宅捜索
脱税した疑いがあるドイツサッカー協会【写真:Getty Images】

 ドイツ当局が3日、ドイツサッカー協会(DFB)が脱税した疑いで家宅捜索に入った。4日に英紙『エクスプレス』が報じている。

 同紙によると、DFBの本社とヴォルフガング・ニールスバッハ会長の自宅、UEFAとFIFA(国際サッカー連盟)執行委員会メンバーの家、さらには前会長のセオ・ツヴァインツィガー氏の自宅も家宅捜索に入ったとのこと。

 2006年に開催されたドイツW杯の招致を巡り、DFBがFIFA理事を買収した疑いがかけられており、その過程でFIFAに670万ユーロ(約9億円)を送金したとされている。この資金について税務書類で取引の痕跡がないことから重大な脱税の疑いがあるとして、今回捜査に入った形となっている。

 FIFAではゼップ・ブラッター会長やミシェル・プラティニ副会長の他、フランツ・ベッケンバウアー氏など総勢11人が調査対象となるなど、大規模な事件に発展していた。

 その波及がDFBにも及んでおり、2006年ドイツW杯で招致買収があった可能性まで浮上している。今後は他のW杯についても調査の範囲が広がる見通しだ。

【了】

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