トーマス・トゥヘル監督就任以降、ドルトムントで出場機会を減らしているDFネベン・スボティッチにハノーファーが興味を示しているようだ。伊『トゥットメルカートウェブ』がドイツ紙の報道として伝えている。

　昨季終了後にドルトムントとの契約を延長したばかりのスボティッチは、今季はリーグ戦1試合とチャンピオンズリーグ1試合のみとトゥヘル監督の信頼を得られず状況が変わってきたようだ。

　リーグ序盤戦のハノーファーは苦しい戦いが続き、現在18チーム中15位に沈んでいる。10試合を終えて得失点差は-10と、守備は崩壊状態だ。そこでトップレベルでの経験豊富な26歳に目をつけた。

　しかし競合するクラブがある。英『BTスポーツ』によれば、恩師であるユルゲン・クロップ監督がリバプールへスボティッチを連れてくることを望んでいるという。両者はマインツ時代から師弟関係を築き、ドルトムント時代も重用していた。

　資金力だけ見ればハノーファーがリバプールを上回ることは不可能に近く、クロップ監督との関係も去就に影響を及ぼす可能性がある。CBの層が薄いドルトムントがスボティッチを手放すとは考えにくいが、移籍市場で何が起こるかは神のみぞ知るところだ。

【了】