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ジダンは名将となるか。初陣でレアルにもたらした変化=ベニテス体制最大の問題点

リーガエスパニョーラ第19節、ジネディーヌ・ジダン監督の初陣となったレアル・マドリーは、ホームにデポルティボを迎えて5-0と大量得点での勝利を手にした。新たに監督に就任したクラブのレジェンドは、チームを改善させることができたのだろうか。

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

今後はピッチサイドで指揮

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ジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】

 わずか半シーズンでラファエル・ベニテス監督を解任したレアル・マドリー。その後任となったのは、クラブの“レジェンド”であるジネディーヌ・ジダンだった。

 ジダンは、レアル・マドリーに在籍し、06年ドイツW杯で伝説的な引退をするまでの01/02シーズンから05/06シーズンの5シーズンの間に、こちらも伝説的といえるCL制覇を含む6つのタイトルを獲得した。

 当時のチームは、ラウールに加えてベッカムやロナウド、フィーゴにロベルト・カルロスなど世界中のスターが集結していただけに、リーグとCLともに優勝1回というのは少なすぎると今も批判や反面教師として語られている。それでも、実際に試合を観た者がジダンを批判することは絶対にない。

 完璧なボールコントロールとダンスともいえるほどの華麗なステップでピッチ上を支配する姿は世界中を釘付けにした。そのジダンが今後はピッチサイドからレアル・マドリーを指揮することとなった。

 その初戦の相手はデポルティボ・ラ・コルーニャ。今季はバルセロナを相手にアウェイで0-2から2-2として勝ち点1をつかむなど、決して楽に勝てる相手ではなかった。

 果たして、ジダン監督はレアル・マドリーを再びチームとすることができるのか? 世界が注目する初陣で、マドリーのイレブンはひとまず、その答えを出した。

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