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アジア 8年前

【イラン人記者の視点】その名は“希望”も…4年間でまさかの弱体? 日本、五輪への次なる相手イランの実情

text by ナイロー・モメニ photo by Getty Images

圧倒し続けていたカタールにまさかの敗戦

 加えて、チーム・メッリ(A代表)とチーム・オミド、そして選手の所属クラブの間で招集を巡る衝突が絶えないという不安もある。サルダル・アズムンやアリレザ・ジャハンバクシュ、サイード・エザトラヒなどの欧州組をカタールに呼ぶことも最後まで試みられたが、クラブの都合や負傷のため実現できなかった。

 大会に臨むにあたって、イランは開催国カタールと中国、シリアとともにグループAに組み入れられた。シリアに2-0の勝利を収めて順調なスタートを切ったハクプールのチームだが、続くカタール戦には1-2で手痛い敗戦。イランはペルシャ湾を挟んだ隣国カタールをこれまで圧倒し続けており、最近のアジアカップやワールドカップ予選でも勝利を収めていただけに、この結果は国内に驚きをもたらした。

 スター選手のMFメディ・トラビをベンチに置いたことなど大幅なメンバー変更に対してファンが怒りを露わにする一方で、マイェリ・コハンはカタールがオーバーエイジの選手たちを起用していたとして相手に非難をぶつけた。

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