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北京国安就任のザック、母国イタリアは「私のことを忘れてしまった」

text by 編集部 photo by Getty Images

アルベルト・ザッケローニ
北京国安に就任したアルベルト・ザッケローニ監督【写真:Getty Images】

 2014年ブラジルW杯で日本代表を率いたアルベルト・ザッケローニ監督は、次なるキャリアを中国に求めた。今年1月、北京国安の指揮官に就任することが発表された。

 ザッケローニ監督は、中国行きを決断した理由を伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで明かしている。

「彼らはよく私に連絡をくれた。中国でどのようなことがあるのか見るため合意したんだ。家に帰ってもう一度考えた。だけど、彼らはもう一度連絡をくれた。私は彼らの決断を気に入ったんだ。中国は私にとって正しい場所だと思う。中国には、ルイス・フェリペ・スコラーリ、スヴェン・ゴラン・エリクソン、マノ・メネゼスといった多くの素晴らしい監督がいる」

 かつてユベントスやインテル、ミランといったセリエAのクラブを率いてきたザッケローニ監督だが、母国復帰の話はなかったという。

「私は29歳から監督をしており、イタリアのトップクラブを率いてきた。人々は、私がウディネーゼやミランを率いた後に難しい時期にあったビッグクラブで監督をしたことを忘れてしまったんだ。ユベントスは別として、私は常に順位を押し上げてきた。私は連絡を待っていたのかもしれない。だけど、海外で監督をしてみたくなったんだ」

 ザッケローニ監督率いる北京国安は、今季はACLに出場しない。しかし、将来的にJリーグのチームと対戦する可能性はあるかもしれない。

【了】

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