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香川真司 8年前

ドルト対レバークーゼン、2位3位直接対決の注目は“インテンシティ”。香川先発の可能性は?

text by 本田千尋 photo by Getty Images

先発メンバーの読めないトゥヘル監督

 最近の戦績を踏まえれば、両者の間に勝ち点差ほどの実力差はないだろう。再びプレッッシングを軸とする引き締まったゲームが実現するだろうか。しかしドルトムントがポルトとのELの試合をホームで行ったことを考えれば、コンディションの面ではレバークーゼンが不利といったところか。

 ドルトムントの先発はどのようになるだろうか。ポルト戦でサプライズ先発したヌリ・シャヒンは、復帰間もないこと、中2日であることを考えれば、続けての先発は考えにくい。それでも何をしてくるのか分からないのが、トーマス・トゥヘルである。ゴンサロ・カストロはポルト戦でベンチ外となったが、古巣のレバークーゼン戦で先発に名を連ねても不思議ではない。

 香川真司も、ポルト戦でゴールやアシストはなかったが、徐々に前半戦のような力強さを取り戻してきている。風邪を引いたとされるイルカイ・ギュンドアンは19日の練習にも姿を見せず、不透明な状況が続いている。香川が、引き続きレバークーゼン戦の先発に名を連ねる可能性もある。

 ケヴィン・カンプルはBVBのローテーションを予想しつつも、誰が出場しようとも、ドルトムントの強さに変わりはないと考えている。18日付の『キッカー』誌にコメントを残した。

「おそらくメンバーの変更があるだろうね。だけどメンバーが強力だから、それは重要ではないよ」

 トゥヘルの手腕は、その日にフタを開けてみないと分からない。もはや誰もが達観しつつあるのかもしれない。

【了】

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