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本田圭佑 8年前

本田、右サイドで繋がれた“鎖”は強固なものに。フル出場続くも…数字が示す卓越した走力

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

フル出場続くもチームトップのスプリント距離

 積極的な攻撃参加の一方、守備は割とルーズだったナポリのファウジ・グーラムと違い、今度は後方のスペースがタイトになる。

 最近の試合ではボールロストを減らすのみならず、むしろ密集の中でチャンスが作れていた本田だったが、今回も同様に行くかどうか。その面での向上ぶりが、ある意味で前節以上に問われる一戦となるだろう。

 さて、ここまで評価を勝ち取ってきた本田だったが、その健闘ぶりを示す一つの数値がある。1試合の平均スプリント距離は0.941kmだが、これはダントツでチームトップの数字だ。毎試合でそれだけ労を惜しまずに全力疾走している様子がうかがい知れる。

 今回の試合でもハードワークを展開するはずだが、一方で本田は新年になってからカップ戦も含めて全試合フル出場と休みなくフル回転だ。コンディショニングの関係から、今週はボナベントゥーラやクツカらとともに1日別メニューでの調整を行った。走力の卓越した相手を対面に迎える中、これまで通りのタフネスが発揮できるか。

【了】

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