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マンCのベテランDF、不正な賭博行為で長期出場停止の危機

text by 編集部 photo by Getty Images

マルティン・デミチェリス
マルティン・デミチェリス【写真:Getty Images】

 マンチェスター・シティ所属のアルゼンチン代表DFマルティン・デミチェリスが不正な賭けを行ったとしてイングランドサッカー協会(FA)に30日付で告発された。

 FAが公式サイト上に掲載した声明では、同選手が今年1月22日から28日にかけて開催された試合において規則に違反する賭け行為に関与したとされている。デミチェリスはその間プレミアリーグのウェストハム戦に先発出場して2-2で引き分け、リーグ杯のエバートン戦にも先発し3-1の勝利を収めていた。

 これまでプレミアリーグでプレーする選手は自分が参加していない大会で賭けを行うことを許されていたが、最近規則が改正されて世界中のあらゆる試合において賭け行為が禁止された。過去には同じように規則に違反したアンドロス・タウンゼントがFAによって1万8000ポンド(現在のレートで約290万円)の罰金と4ヶ月の出場停止処分を科されるなど厳罰に発展したケースもある。

 デミチェリスには来月5日の現地時間17時まで異議申し立ての猶予が与えられている。シティとの契約は6月末で満了を迎えるため、今季終了後の退団が濃厚だがタウンゼントと同じように長期の出場亭処分が下される可能性もある。ベテランDFの輝かしいキャリアに思わぬ形でケチがついてしまった。

【了】

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