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暴君レアル会長を批判する元名古屋のケイロス氏「物事を理解しようとしない」

text by 編集部 photo by Getty Images

カルロス・ケイロス
元名古屋指揮官のカルロス・ケイロス氏【写真:Getty Images】

 元レアル・マドリー監督のカルロス・ケイロス氏が現在のバルセロナを引き合いに出しマドリーを非難した。20日、スペインラジオ局『コペ』で語っている。

 名古屋グランパスの監督も務めたケイロス氏は、2003年にマドリーのベンチに監督を務めた。就任中、一時は首位を快走したものの最終的に4位でシーズンを終えており、今季のバルセロナとよく似た状況を経験している。

 ケイロス氏は現在のバルセロナを分析し「現在のバルセロナのメンバーと、当時の我々のメンバーを比較することはできないよ。バルセロナの選手たちにこの状況が影響するとは思えないね」とした。

 さらにケイロス氏は「当時我々は(フェルナンド・)モリエンテスを売却したが、バルセロナはルイス・スアレスを売却しなかった。我々は(クロード・)マケレレを売却したが、もちろんバルセロナは(セルヒオ・)ブスケツを売らなかったしね」と語った。

「私はタイヤのないフェラーリには問題があると言ったんだ。(ブラジル代表)ロナウドとポルティージョじゃ大きな違いがある。モリエンテスをマドリーにとどまらせ、マケレレを安い値段で放出すべきではなかった。フロレンティーノ(・ペレス会長)は素晴らしい人間だが、彼がサッカーのことをよくわかってると思い出したらミスを犯す」

 ケイロス氏は「会長は物事を理解しようとしなかった。最後にその責任を取ったのは自分だ」とクラブへの批判を浴びせたが、果たしてアドバイスはマドリーに届くのだろうか。

【了】

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