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なでしこ大儀見、現役引退を発表した妹に「本当にお疲れさま。よく頑張ったね」

text by 編集部 photo by Getty Images

大儀見優季
妹の現役引退について言及した大儀見優季【写真:Getty Images】

 なでしこジャパンのFW大儀見優季が、21日に現役引退を発表した妹の永里亜紗乃について自身のブログの中で言及した。

 永里は膝の状態が悪く、ドクターから「このままサッカーを続けると将来歩けなくなってしまうかもしれない」と宣言されたことがきっかけとなり、現役引退に踏み切っている。また、「姉と一緒にサッカーがしたいということが私のサッカーにおける原動力でした」とも語っており、姉の大儀見の活躍が刺激になっていたことも明かした。

 この一報を聞き、大儀見は自身のブログの中で「妹が下した今回の決断は、本当に心が痛む想いでした。膝の怪我で思うようにプレーできない苦しさを一番近くで見てきて、何もしてあげられない自分が本当に情けなかったです」と語り、今の思いを述べている。

 また、共にトゥルビネ・ポツダムでプレーしていた当時を振り返り「妹の自立のためにと想い厳しくするのが辛くて、今にでも助けてあげたい気持ちでいっぱいだったけど、その気持ちをグッとこらえて突き放しました。

そして私がポツダムを離れてから、チームメイトとコミュニケーションをうまくとり、いろんな壁にぶち当たりながらもそれを乗り越えていく姿は、本当に誇らしく思えました」とコメントし、日々成長していく妹の姿に感銘を受けていたことを明かしている。

 そして最後に「本当にお疲れさま。よく頑張ったね。亜紗乃がいなかったら、今の私はないよ。本当にありがとう。感謝の気持ちでいっぱいだよ。溢れそうだからこの辺でやめとくね」との一文で、言葉を締めくくった。共に切磋琢磨してプレーを続けてきた二人。今後はそれぞれ、別の道を歩む事になる。

【了】

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