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「ミランCEOが嫉妬して“カルチョーポリ”を起こした!」元ユーベGMが衝撃告白

text by 編集部 photo by Getty Images

ルチアーノ・モッジ
ルチアーノ・モッジ氏【写真:Getty Images】

 世界を激震させたカルチョーポリから今年でちょうど10年が経つ。主犯格とされるルチアーノ・モッジ氏が衝撃的な事実を告白した。28日、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が伝えている。

 モッジ氏は「(ミランの名誉会長シルビオ)ベルルスコーニがミランに俺を望んでいたから、(ミランのCEOアドリアーノ)ガッリアーニはカルチョーポリを巻き起こした」と語ったのだ。また、ベルルスコーニはユベントスにセリエAを勝たせたくなかったようだ。

 主犯格とされるモッジ氏の発言だけに興味深い内容だ。ガッリアーニ氏は、ガゼッタ・デッロ・スポルト紙の記者(匿名)に「ガッリアーニはベルルスコーニに逆立ちで歩けと言われれば歩く男」と評価されるほど“忠実”な男として知られている。

 カルチョーポリから10年が経ち、ユベントスのみが悪い、とされてきた認識に変化がある。モッジ氏はイタリア最高裁で昨年3月に無罪判決が下された。また、無罪とされてきた関係者の音声テープが動画投稿サイトで続々と公開されている。

 イタリア最大の汚点とよばれたスキャンダルは、まだまだ波乱を呼びそうだ。モッジ氏が無実になったことで、ユベントスはイタリアサッカー協会に対し4億3000万ユーロ(530億8600万円)の賠償金を請求する民事裁判を起こしている。

 現在も係争中の裁判だが、イタリアと世界を揺るがした事件は果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。

【了】

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