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PR記事 8年前

ユベントスのちょっと面白い話。クラブ愛称が“老貴婦人”の理由とは?

シリーズ:ファンタカルチョ text by ダビデ・ウッケッドゥ photo by Getty Images

“老貴婦人”の正体

 一方で、“ヴェッキア・シニョーラ”とも呼ばれる理由は、次のようなことだと言われています。

 18人の高校生がサッカーをしていた広場、トリノのアルミ広場(Piazza d`armi)にはイレアーナ(Ileana)という名前の年配の女性が住んでいました。このおばあさんは、いきいきと遊んでいた18人の子どもたちを見るのが大好きで、土日に若者の試合がある時に彼らの食べ物や飲み物を用意していたそうです。“ヴェッキア・シニョーラ”は「最初のファンだったおばあさん」から来ているのではないかと言われています。

 この話が事実だとしたら、ユベントスのファンのニックネームも納得できますね。イタリア人はユベントスファンのことをゴッボ(Gobbo)とも呼んでいます。今はゴッボと言うと、印象の悪い呼び方にしか聞こえませんが、ゴッボもピエモンテ州の方言でヴェッキア・シニョーラと同じく「おばあさん」という意味です。

 次回から他のビッグクラブの歴史についてもお話したいと思います。2016/2017シーズンのファンタカルチョシーズンを待ちながらイタリアのサッカーの歴史にふれていきましょう!!

【了】

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