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ベイル、自慢のFKで“10年前の奇跡”を再現「特別で思い出に残るゴールだ」

text by 編集部 photo by Getty Images

ガレス・ベイル
10年前の奇跡を再現したガレス・ベイル【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーのウェールズ代表MFガレス・ベイルが自慢のフリーキックで“10年前の奇跡”を再現した。11日に英メディア『スカイ・スポーツ』が伝えている。

 EURO2016が現地時間の10日に行なわれ、ウェールズとスロバキアが対戦。芸術的なFKを決めたベイルの貢献もあり、EURO本大会に初出場したウェールズが2-1で歴史的な勝利を収めている。

 ウェールズは、前半の10分にフリーキックを獲得すると、そこからエースのベイルがボールを直接ゴールネットに突き刺した。61分にオンドレイ・ドゥダがゴールを決めてスロバキアが追いついたが、81分にハル・ロブソン=カヌが勝ち越しゴールを決めている。

 勝利に浸るベイルは「まるでホームゲームみたいだったよ。僕らのサポーターは世界最高なんだ」と喜びを語ると、「本当に嬉しいね。特別で思い出に残るゴールになったけど勝つことが大事だったんだ」と興奮して語った。

 ベイルのこのゴールは、まさに運命付けられていたものだったのかもしれない。2006年に代表初ゴールを決めた時の相手もスロバキアだった。その上、その時のゴールもフリーキックから決めたものであり、そのゴールがウェールズ代表の最年少得点記録となっている。

 あの無名時代から10年が経った今、絶対的エースとして、キャプテンとしてチームをEUROで歴史的な勝利へと導くベイル。「最高で信じられないほどの滑り出しだね。これからも戦い続けて行こう」。このウェールズ代表の運命は、彼次第だといっても過言ではないだろう。

【了】

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