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“神の手”敗退のブラジル。解任されたドゥンガも恨み節「現代テクノロジーでありえない誤審」

text by 編集部 photo by Getty Images

ドゥンガ
ブラジル代表を解任されたドゥンガ監督【写真:Getty Images】

 ペルー代表との一戦で、疑惑の“神の手”ゴールで29年ぶりのコパ・アメリカでのグループリーグ敗退に追い込まれたブラジル代表。解任が決まった闘将ドゥンガ氏の怒りは収まっていない。13日、アメリカメディア『ESPNデポルテス』が報じている。

 ペルーのFWラウール・ルイディアスの“神の手”ゴールが認められたことに、「今日のテクノロジーをもってして、なぜこんな重大な誤審が起こるのかという疑問がある」と指揮官は語り、「審判団たちはしばらく誰かと協議していたようだが、それが一体、誰とどのような形で行われていたのかが分からないのが奇妙だ」と続ける。

 そして「全世界が目撃したことを我々は修正できないのだ。ブラジルはサッカーで敗退させられたのではない。0対0なら予選突破していたのだ」と主張する。

「解任を恐れていない。恐れているのは死だけだ」と強気の姿勢を示していたドゥンガ氏だが、その後ブラジルサッカー連盟によって解任が正式に発表された。2014年ワールドカップに続くショッキングな敗退となったブラジルだが、果たして王国を立て直すことはできるのだろうか。

【了】

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