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イブラがEURO後のスウェーデン代表引退を表明。リオ五輪は不参加

text by 編集部 photo by Getty Images

イブラヒモビッチ
ズラタン・イブラヒモビッチがスウェーデン代表引退を表明【写真:Getty Images】

 EURO2016に参加しているズラタン・イブラヒモビッチは21日、大会後のスウェーデン代表引退を表明した。英『BBC』など各国メディアが報じている。

 今年10月で35歳を迎えるイブラヒモビッチは2001年にスウェーデン代表デビューを果たし、通算115試合に出場し62得点を積み上げてきた。代表レベルでのタイトルには縁がなかったものの、W杯には2002年日韓大会と2006年ドイツ大会の2度、EUROは2004年から4大会連続で出場している。

 スウェーデン代表は現地時間22日にベルギーとのグループステージ最終戦に臨むが、イブラヒモビッチは「スウェーデンにとって今大会最後の試合が俺にとっての代表での最後の試合になる。それが明日でないことを願う」と述べ決勝トーナメント進出に向けて意気込んでいる。

 今大会は2試合を終えて未だゴールがなく、イブラヒモビッチ本来の能力を発揮できているとは言えない。それだけにベルギー戦にかける思いは相当なもののようだ。

 また、同選手は8月のリオデジャネイロ五輪にオーバーエイジ枠を使って出場するのではないかと噂されていた。それについては今回の代表引退表明を受けて「俺はオリンピックでプレーしないだろう。ここ(EURO)で可能な限り長くプレーしたい。いずれにせよ、失望したまま終わるつもりはない。スウェーデン代表のキャプテンを務められて非常に誇りに思っている」とこれまでの憶測を否定した。

 サポーターへの感謝も述べたスウェーデンのレジェンドは自らの最後を華やかに締めくくるため燃えている。22日のベルギー戦が“ラストダンス”になってしまう可能性もあるが、これまで見せてきた以上のキャプテンシーでチームをけん引し、EUROに新たな歴史を刻んでくれるに違いない。

【了】

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