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ピルロ、渡米に悔い無し「もしEUROを優先していればユーベに残っていた」

text by 編集部 photo by Getty Images

アンドレア・ピルロ
NYシティのアンドレア・ピルロ【写真:Getty Images】

 メジャーリーグサッカーのニューヨーク・シティに所属する元イタリア代表MFアンドレア・ピルロにとって、EURO2016出場は優先事項ではなかったようだ。26日にイタリアの『ラ・ガゼッタ・スポルティーヴァ』が報じている。

 ピルロはEURO2016メンバーから落選した。しかし、それはすでに渡米を決断した時点で理解していたようだ。

 「もし僕がEURO出場を優先していたならば、もう1年間ユベントスに残っていたよ。あの決断をした時に僕と代表監督の関係は自動的にはっきりしたんだ。『もし僕が必要ならば断らないけれど、もし別の選手を呼ぶのであれば気持ちを汲む』ってね」と答えている。

 そして「もちろん僕も出場したかったよ。代表チームでプレーすることは、60歳になってもアドレナリンで満たされるし、それと似たような感覚にさせる試合はその他にはないからね」と代表への思いを語った。それでも「僕の頭の中では“出場すべきだろう”というより“出場できればいい”という気持ちの方がとても強かった」と心境を明かしている。

 一方で、怪我で欠場したMFマルコ・ヴェッラッティがピルロに最も似ている選手かどうかを尋ねられると「そうかもしれないね」と返答。そして「今大会で一目を置かれる選手になれていたのは間違いないよ。そしてきっとこの代表の次のリーダーとなるはずだ」と才能を称えている。

 しかし「幸運にもEUROでは僕に似ている選手は見ないね。もしそのような選手が1人でもいれば残念に思ったかもしれない」と語った。

 そのイタリアは早くも前大会の決勝カードでスペインにリベンジを挑む。果たしてピルロに後悔させないような戦いぶりができるだろうか。

【了】

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