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サッカークラブ、“資産価値”王座から陥落。NFL人気が圧倒

text by 編集部 photo by Getty Images

ジネディーヌ・ジダン
サッカー界の資産価値王者レアル・マドリー【写真:Getty Images】

 米誌『フォーブス』が発表したプロスポーツチームの資産価値ランキングで、2011年以来初めてサッカークラブがトップから姿を消したようだ。13日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。

 米誌『フォーブス』は、世界のスポーツチームの推定資産価値のリストを公表している世界有数の経済誌だ。評価の対象とされているのは、世界のサッカーのクラブチームと北米4大プロスポーツリーグであるNFL、MLB、NBA、NHLである。

 そして今回発表されたトップ50では、アメリカンフットボール(NFL)で最も人気の高いチームであるダラス・カウボーイズが40億ドル(約4210億円)と評価され、36億5000万ドル(約3842億円)のレアル・マドリーを上回った。

 このリストが作成されるようになったのは2011年からだ。そして、これまで常にサッカークラブがトップに立ってきた。中でもここ3年間トップに立ち続けたマドリーは、チャンピオンズリーグ優勝、さらにはテレビ放映権やマーチャンダイジングで膨大な金額の契約をしているにもかかわらず、今回王座から引きずり降ろされている。

 上位10位に殿堂入りしているサッカークラブは、2位のマドリーの他に3位につける35億5000万ドル(約3736億円)のバルセロナ、そして33億2000万ドル(約3494億円)で5位につけているマンチェスター・ユナイテッドの3クラブしかいない。

 特にトップ50の中にNFLに参加する32チームの内の27チームがランキング入りしていることからも、明らかにNFLの人気に圧倒されているのが分かる。

【了】

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