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「ユーベに行く運命だったが…」。ベルギーMF、破談になった移籍を振り返る

text by 編集部 photo by Getty Images

アクセル・ヴィツェル
ユベントスへの移籍が破談になったMFアクセル・ヴィツェル【写真:Getty Images】

 ユベントスへの移籍が土壇場で破談に終わったロシアの強豪ゼニトに所属するベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルが、現在の心境を語った。2日にベルギーメディア『RTBF』が報じている。

 ユベントスへの移籍がほぼ決まっていたヴィツェルだが、夏季移籍市場が閉まる直前に取引が破談したことにより急遽移籍が白紙に戻された。そのことについて同選手は、「本当に受け入れることが難しい状況だった」と当時の心境を語っている。

 ヴィツェルは、「ユベントスにはもう一度感謝の気持ちを伝えなければいけないね。僕のために最後まで全力を注いでくれた」と本気で獲得に乗り出していた同クラブに感謝する反面、「僕が今季で契約が切れることを知っていながら2500万ユーロ(約29億円)のオファーを断ったゼニトの決断には残念でならない」と所属クラブへの失望感を露わにした。

「ゼニトはメディカルチェックを受けさせるために僕をユベントスへ向かわせたんだ。メディカルチェックをパスしてから、僕はすでに新たな冒険について考えていたよ」

「だけど、こういったことはサッカーではよくあることだね。ここで落ち込んでいるわけにはいかない。これは人生だからね。僕の運命はユベントスでプレーすることだったんだけど、今年はその可能性がなくなったよ。来年にどうなるか様子を見よう」

 ユベントスの本部にいた12時間もの間に来季にフリーで加入することで個人合意したかどうかについて尋ねられると、「いいや、まだだよ。僕には守るべき契約があるからね」と返答すると、「僕の契約が切れてからまた考えよう」とだけ答えている。

【了】

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