南米王者チリが、現在行われているワールドカップ予選で不振にあえいでいる。MFアルトゥーロ・ビダルも改善の必要性を訴えている。6日、チリメディア『ラ・テルセラ』が報じている。
コパ・アメリカ2連覇中の南米王者チリが苦しんでいる。現在、南米予選で7位と、プレーオフ出場に回る5位にすら届いていない状況だ。6日の試合では、ホームに格下のボリビアを迎え、勝ち点3を狙ったもののまさかのスコアレスドロー。
こうした状況に大黒柱のビダルは「南米王者のホームで勝ち点1を奪ったことはうれしいことであろう」と貴重なドローを喜ぶボリビア代表を横目にこう語る。
さらに29歳のMFは「我々はあらゆる方法を探している。改善しなければいけない。ライバルたちが我々に慣れてきているというのもある。我々は南米王者であり、皆が我々に勝ちたいのだ」と続けている。
各国のマークもきつくなり、エースのアレクシス・サンチェス、コパ・アメリカ2大会連続得点王のエドゥアルド・バルガスといった攻撃のタレントも、この9月の連戦では不発に終わっている。南米予選も次節で折り返しだ。南米王者に浮上のチャンスは訪れるのだろうか。
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