マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドでもある元デンマーク代表GKピーター・シュマイケル氏が、マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督のこれまでの功績は選手によるところが大きいと語った。英紙『ザ・サン』が報じた。
シュマイケル氏はユナイテッドで8シーズンを過ごし、公式戦393試合に出場。リーグ優勝やカップ戦優勝、さらにチャンピオンズリーグ優勝に主力として貢献し、さらに晩年にはシティでも1シーズンだけプレーした。
そのシュマイケル氏は“ペップ”・グアルディオラ監督について「ペップは信じられない名声と共にやってきた。バルセロナで成し遂げたことはファンタスティックとしか言いようがない」とその功績を認めながらも、それは当人の手腕によるものではないと語った。
「しかし、とても幸運だったと思うよ。あれだけ素晴らしい選手たちがいれば、自らの考えをグラウンド上で表現するのは簡単だった」
さらにシュマイケル氏はグアルディオラ監督が信条とするポゼッションスタイルにも言及し、ゴールを目指すことが最優先ではないと一刀両断した。
「(サー・アレックス・)ファーガソンにとって最も大事だったのはゴールを決めるチャンスを作り出すことだ。しかし、グアルディオラにとってボール支配率を高めることのほうが大事なようだ」
さらに、「面白いチームが観ていて退屈になる」と、グアルディオラ監督が率いるチームは魅力がないと強烈な皮肉を送った。
現地時間10日には両チームは“マンチェスター・ダービー”で激突する。大一番に向けた前哨戦は、すでに始まっているようだ。
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