山東魯能のサポーター【写真:Getty Images】
アジアサッカー連盟(AFC)の規律委員会の委員長は、ドーピング検査で陽性反応が出た中国プロサッカーリーグの山東魯能に所属するMF金敬道に対して、暫定的にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝1stレグへの出場停止処分を下す決定をした。9日にAFCの公式サイトが報じている。
同選手は、先月23日に行われたACL準々決勝1stレグでFCソウルと対戦する前に受けたドーピング検査で、クレンブテロールに陽性反応を示していた。クレンブテロールは、2016年世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の禁止表に記載された禁止薬物だ。これにより同選手は、AFCアンチ・ドーピング規定34条に基づき同連盟の規律委員長から暫定的出場停止処分が下されている。
この処分により、同選手のあらゆるサッカー活動の参加が60日間禁止。その上、さらに出場停止期間が30日間延長する可能性があるとみられている。
同選手にはAFCアンチ・ドーピング規則に基づきBサンプルの再検査を要請する権利があり、この調査の終了後にAFC規律委員会によって処分が決定されることになるという。中国サッカー協会と山東魯能へは、この決定が通知されていると報じられている。
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