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クラブW杯、16~24チームに拡大で2年ごと開催案。コンフェデ杯は消滅?

text by 編集部 photo by Getty Images

バルセロナ
昨年のクラブW杯を制したバルセロナ【写真:Getty Images】

 各大陸の王者が参加してクラブ世界一を決定するFIFAクラブW杯が、大幅に改革されることになるかもしれない。17日付のスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』や英紙『ミラー』が伝えている。

 現在のクラブW杯は、6大陸の王者に開催国の国内リーグ王者を加えた7チームが参加し、毎年開催されている。日本は主要な開催国のひとつであり、昨年に続いて今年も12月に日本で大会が開催される予定だ。

 だが、この大会を大幅に改革する案が、国際サッカー連盟(FIFA)と欧州クラブ協会(ECA)との間で協議され始めているという。新たな案では出場チーム数は16あるいは24に拡大され、2年に一度の開催となることが想定されているとのことだ。

 大会の開催は奇数年となり、2019年からの開始が見込まれると伝えられている。開催地はW杯と同様に持ち回りとなり、開催時期は現在の冬から欧州のシーズン終了後の夏に変更される。開催時期が重複するコンフェデレーションズカップは、2017年ロシア大会を最後に廃止される見通しだという。

 ECAは新方式の大会に、欧州から少なくとも8チームの出場が保証されることを求めている模様。過去2シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)王者と、ランキングにより決定するその他の6チームが出場するという想定だ。

 W杯や欧州CLなどと比較してファンからの関心が薄いとされる現行のクラブW杯やコンフェデ杯を廃止し、新たなクラブ世界一決定戦でより大きな関心と収益を集めることが目論まれているようだ。コンフェデ杯と同じく開催時期が重複するコパ・アメリカとの兼ね合いなども障害になると見られているが、改革は実現するのだろうか。

【了】

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