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ヴィエラ監督、恩師ヴェンゲルに不満「指導者になる上で何もサポートを受けなかった」

text by 編集部 photo by Getty Images

パトリック・ヴィエラ
ニューヨーク・シティFCのパトリック・ヴィエラ監督【写真:Getty Images】

 現在アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・シティFCで指揮を執っているパトリック・ヴィエラ監督は、恩師であるアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督から指導者としてのサポートを受けなかったことに不満を漏らした。1日付の仏誌『フランス・フットボール』が報じている。

 現役時代に9年間アーセナルに在籍したヴィエラ監督は、ヴェンゲル監督のもと才能を開花させて世界最高峰のMFの1人となった。2011年に現役を引退してからは、現役最後のクラブであるマンチェスター・シティの下部組織のリザーブチーム監督に就任。そして昨年にNYシティの監督に招聘され、今年の1月1日から就任している。

 しかしヴィエラ監督は、アーセナル時代とフランス代表時代の同僚だったティエリ・アンリ氏とは異なり、指導者の道を目指す上でヴェンゲル監督からは全く何もサポートを受けなかったようだ。

 ヴィエラ監督は、「彼は私が指導者としての道のりを歩む上で一度もサポートしなかった」と述べると、「おそらく私が一度も気付かなかったのかもしれないけれど、監督としての私の成長に彼は何も貢献してはいない」と発言。

 そして、「残念だよ。いずれにせよ、アーセナルの元選手が同クラブの下部組織で指導者としてのポストがないなんてことは悲しいことだと考えている」と不満を漏らしている。

 シティの下部組織で指導者としてのキャリアをスタートさせたヴィエラ監督だが、アンリ氏のように恩師の下で指導者としての道を歩みたかったのかもしれない。

【了】

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