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“1試合5得点”のアドゥリス、CLでのメッシらに並ぶ。旧大会では6得点の例も

text by 編集部 photo by Getty Images

アリツ・アドゥリス
アスレティック・ビルバオのアリツ・アドゥリス【写真:Getty Images】

 アスレティック・ビルバオのFWアリツ・アドゥリスは、現地時間3日に行われたヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第4節のゲンク戦で5ゴールを奪う大活躍を見せた。ELにおける歴代記録を更新するとともに、チャンピオンズリーグ(CL)なども含めた欧州の大会で偉大な選手たちが成し遂げてきた数字に並んでいる。

 ビルバオがゲンクに5-3の勝利を収めた試合で、アドゥリスは3本のPKを含む5ゴールを一人で記録し、勝利の立役者となった。2009/10シーズンから開始されたELでは過去にラダメル・ファルカオとエディンソン・カバーニが1試合4ゴールを記録したことはあったが、5ゴールは初の快挙だ。

 欧州サッカー連盟(UEFA)主催の他の大会では、過去に同じ記録が達成されている。ELの前身であるUEFAカップも含めると、1試合5得点は元イタリア代表FWファブリツィオ・ラヴァネッリが1994年にユベントス(CSKAソフィア戦)で記録して以来22年ぶりとなった。

 CLではバルセロナのFWリオネル・メッシが2012年のレバークーゼン戦で5ゴール。現ミランのFWルイス・アドリアーノも、シャフタール・ドネツクに所属していた2014年にBATE戦で5点を奪った。CLの前身であるチャンピオンズカップ時代も含めると、元西ドイツ代表の伝説的ストライカーであるゲルト・ミュラー氏や、イタリアのレジェンドであるジョゼ・アルタフィーニ氏なども1試合に5ゴールを決めたことがある。

 UEFAカップのさらに前身であるフェアーズカップや、UEFAカップ予選、カップウィナーズカップなどでは一人の選手が1試合で6ゴールを決めたケースもある。最も最近の例としては、2003年のUEFAカップ予選でリン(ノルウェー)所属の当時18歳だったボスニア人FWエルダル・ハジメフメドビッチがNSI(アイスランド)から6ゴールを奪った。

【了】

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