過去にレアル・マドリーなどの監督を務めたイタリアの名将ファビオ・カペッロ氏が、マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドとバルセロナのFWリオネル・メッシの違いについて語った。3日付のスペイン紙『アス』がインタビューを伝えている。

　以前にサッカー界の歴代最高の選手3人としてペレ氏、ディエゴ・マラドーナ氏とメッシの名前を挙げ、C・ロナウドを外したカペッロ氏は、その理由についての質問に回答。「クリスティアーノ・ロナウドは素晴らしい点取り屋だが、メッシのような天才性を持っているわけではないからだ」と説明した。

「メッシは17歳や18歳の頃にはすでに天才だった。クリスティアーノは良い選手だったが、そこに練習や努力による積み重ねを加えて素晴らしい選手になった」とカペッロ氏は両者の違いについての見解を述べている。だがC・ロナウドには、メッシのように「他の誰も想像すらできないような、天才的で不可能なプレー」はないと語った。

　それでも、今季のバロンドール受賞にふさわしいのはC・ロナウドの方だとカペッロ氏は主張した。「彼でなければ誰が獲るべきだろうか？　ポルトガルをEURO決勝に導き、チャンピオンズリーグで優勝した。十分以上に資格がある」

　ともにバロンドール受賞の有力候補と目されるC・ロナウドとメッシは、現地時間3日に直接対決を迎える。リーガエスパニョーラ第14節の試合で、バルセロナ対マドリーの”クラシコ”が予定されている。

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