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ローマサポーター、飛行機事故への黙とう中に心無い行為。「国際的な恥」と非難

text by 編集部 photo by Getty Images

ヨーロッパリーグ
ヨーロッパリーグのトロフィー【写真:Getty Images】

 飛行機墜落事故の犠牲者への祈りが捧げられている最中に、一部のサポーターが心無い行動に出てしまった。8日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。

 現地時間8日に行われたヨーロッパリーグ(EL)グループステージ最終節の試合で、ローマはルーマニアのアストラとアウェイで対戦。アストラのMF瀬戸貴幸も出場した試合は0-0のドローに終わり、すでにグループ首位を決めていたローマに続いてアストラも初の決勝トーナメント進出を決めた。

 試合前には、先日コロンビアで起きた飛行機墜落事故の犠牲となったシャペコエンセの選手たちや関係者への追悼の意を表すため黙とうが捧げられた。だが、ルーマニアまで駆けつけていた数百人のローマサポーターからは、その黙とう中に宿敵ラツィオへの敵意を込めたコールの声が上がった。

 ホームのルーマニアファンはこの行為にブーイングで応え、スタジアム内は騒然とした雰囲気に。一人のホームサポーターはピッチ内に降りてローマ側のゴール裏に近づき、フラッグを奪ったことで警備員に拘束された。観客席ではローマサポーターと警備隊との衝突も発生している。

 イタリアメディアは一部の非常識なサポーターの行為を非難し、「国際的な恥だ」と伝えている。

【了】

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