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【セビージャ 4-1 マラガ　リーガ・エスパニョーラ16節】

　リーガ・エスパニョーラ第16節が現地時間17日に行われ、セビージャとマラガが対戦した。

　ホームのセビージャは前節の後半チームに安定感と爆発力をもたらしたドブレ・ピボーテ（ダブルボランチ）を引き続き採用し、ともの190cm超えのエンゾンジとイボーラが最終ラインの前にそびえ立つ。また前節出番のなかったビエットが先発に復帰し、清武は引き続きベンチスタートとなった。

　最初のゴールは25分に生まれる。相手ダブルボランチのわずかな隙を見逃さなかったエンゾンジが絶妙なスルーパスを送り、抜け出したビエットが冷静にシュートを流し込んでセビージャが先制に成功した。

　さらに28分、ビトーロが力強い突破でペナルティエリア左の深い位置まで侵入して折り返す。そのラストパスはGKに一度弾かれたものの、こぼれ球にビエットが詰めてセビージャが続けざまに追加点を奪った。

　2点のリードで試合の主導権を掌握したセビージャは34分、今度はナスリが右へ大きく展開し、メルカードが優しく折り返して最後はベン・イェデル。相手GKのタイミングを外す巧みなフィニッシュで3点目を挙げた。

　直後の35分、再びナスリがペナルティエリア左から逆サイドでフリーになっていたビエットへパスを送り、折り返しをビトーロが押し込んでリードを4点に広げる。セビージャはマラガの守備のほころびを確実に突いてゴールに変える完璧な試合運びを見せて前半を終えた。

　後半開始のタイミングで両チームとも2枚ずつ交代カードを切る。セビージャはパレハとメルカードを下げてクラネビッテルとコロジエチャクを投入し3バックにシフトする。マラガはファンピとリッカに代えてオンティベロスとレシオを送り出した。

　流れが悪くなりかけていたセビージャは61分、センターバックのラミがファウルとイエローカードの判定に対して主審に猛抗議して2枚目の警告を受けて退場に。そしてマラガはこのプレーで得たFKをサンドロが直接決めて1点を返した。

　67分、セビージャは最後の交代枠を使ってベン・イェデルを下げてディエゴ・ゴンザレスを投入する。ベンチ入りしていた清武は大量リードを手にした年内最後のリーグ戦でもチャンスをもらえなかった。

　終盤は1人少ないこともあってマラガに攻め込まれる時間が長くなったセビージャだったが、3点のリードは大きく、焦りの見える相手に追加点を許さず。前節セルタ戦に続いて年内最後のリーグ戦を連勝で終えた。

【得点者】
25分 1-0 ビエット（セビージャ）
28分 2-0 ビエット（セビージャ）
34分 3-0 ベン・イェデル（セビージャ）
35分 4-0 ビトーロ（セビージャ）
64分 4-1 サンドロ（マラガ）

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【了】