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Cロナ、あのペレ氏に並ぶ快挙。クラブ世界一決定戦での”ハット”は歴代2人目

text by 編集部 photo by Getty Images

クリスティアーノ・ロナウド
レアル・マドリーのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドは、サッカー界のレジェンドであるペレ氏の偉業に並んだ。クラブ世界一を決める試合でのハットトリック達成は、歴代2人目となる。

 18日に行われたクラブ・ワールドカップ決勝で、欧州王者のマドリーは開催国王者の鹿島アントラーズと対戦。FWカリム・ベンゼマのゴールで序盤に先制したが、MF柴崎岳の2ゴールにより逆転されるという予想外の苦境に追い込まれた。

 だが、チームを救ったのはやはりこの男だった。PKで2-2の同点ゴールを記録したC・ロナウドは、延長前半にさらに2ゴールを追加。マドリーをクラブ世界一に導き、大会最優秀選手のゴールデンボールも受賞した。

 今大会で13度目の開催となったクラブW杯でのハットトリックは、バルセロナのFWルイス・スアレスが昨年の準決勝で記録した例に続いて2人目。クラブW杯決勝では初の快挙となった。また、C・ロナウドはクラブW杯での通算得点数を5点とし、スアレスやFWリオネル・メッシとともに歴代最多タイに並んでいる。

 前身の大会まで含めても、クラブ世界一を決める試合で1試合3得点を記録した選手は過去に一人しかいない。1962年のインターコンチネンタルカップ、ベンフィカとの2ndレグで、サントスでプレーしていたブラジルの“レジェンド“ペレ氏がハットトリックを達成したのが過去唯一の例だ。日本での中立地開催により「トヨタカップ」と呼ばれるようになる以前の時期で、当時のインターコンチネンタルカップはホーム&アウェイの2試合で開催されていた。

 2016年にはすでにチャンピオンズリーグ優勝とEURO2016優勝も成し遂げ、自身4度目のバロンドールも受賞していたC・ロナウド。完璧な1年間の最後にさらなる花を添える一戦となった。

【了】

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