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モラタ、FIFA試験導入の“4人目交代枠”第1号に。男子サッカーでは史上初

text by 編集部 photo by Getty Images

アルバロ・モラタ
鹿島戦に4人目の交代選手として途中出場したアルバロ・モラタ【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーのFWアルバロ・モラタは、18日に行われたクラブW杯決勝アントラーズ戦の延長戦に4人目の交代選手として途中出場を果たした。これは、国際サッカー連盟(FIFA)が試験導入した男子サッカーの大会で4人目の交代枠が使用された初の事例となっている。18日付の英紙『ザ・サン』などが報じた。

 FIFAは今年3月18日、試合が延長戦に入った場合に限り4人目の選手交代を認める新ルールを試験的に導入することを発表。この新ルールは、今夏に開催されたコパ・アメリカ・センテナリオやリオデジャネイロ五輪でも試験導入されていたが、これまでまだ4人目の交代枠を使用したチームはいない。

 そんな中、マドリーのジネディーヌ・ジダン監督がクラブW杯決勝で4人目の交代枠を使用した。ジダン監督は、まずこの試合の81分に最初の交代カードを切ると、延長戦後半にも2枚の交代枠を使用。そして、112分にFWクリスティアーノ・ロナウドに代えてモラタをピッチに送り出したことで、モラタが男子サッカー史上初の4人目の交代選手となった。

 一方女子サッカーでは、すでに4人目の交代枠が使用されている。リオデジャネイロ五輪では、アメリカ代表、スウェーデン代表、オーストラリア代表が準決勝で4人の選手を交代。また、クラブW杯決勝では、鹿島も114分にMF永木亮太に代えてFW赤崎秀平を投入し、4人目の交代枠を使用している。

 FIFA主催の大会で史上初のビデオ判定によるPKが認められたことで注目を浴びた今大会は、史上初めて4人目の交代枠が使用された大会としても、今後記憶に残される大会となったようだ。

【了】

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