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4-4-2戦術クロニクル

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アトレティコ、レスターはなぜこれほどまでに躍進できたのか?
「4-4-2」の魔術に稀代の戦術解説家が迫る。

【目次】

【プロローグ カッチリしている4-4-2】

【Chapter1 レスターとアトレティコの躍進】
レスターの快挙
アトレティコ・マドリー
堅守速攻の落とし穴
バルセロナの4-4-2

【Chapter2 4-4-2クロニクル】
グランデ・インテル
イングランドの4-4-2
現代型4-4-2の源流リバプール
ACミランの革命
ブラジルの可変式システム
娯楽性の暗黒時代
下げられたライン
バルセロナという“天敵”
ブロック守備の巻き返し
16-17シーズンにみる新しい試合の構図 セビージャvsバルセロナ

【Chapter3 EURO2016にみる4-4-2のトレンド】
ポルトガル 南米のように
イタリア カテナチオだったか?
ドイツの対応
フランス 標準型の4-3-3と4-2-3-1

【Chapter4 日本代表と4-4-2】
石井義信監督 2トップの採用
横山謙三監督 攻撃型の3-5-2へ
ハンス・オフト監督 4-4-2が登場
ファルカン監督 導入された世界基準
加茂周監督 ゾーンプレス
トルシエ監督 ミラン型4-4-2の3バック版
ジーコ監督 ブラジル式4-4-2
オシム監督 「日本サッカーの日本化」
岡田武史監督 脱オシムの日本化。専守で勝ち取ったベスト16
ザッケローニ監督 「自分たちのサッカー」
アギーレ監督 代表らしいチーム作り
ハリルホジッチ監督 再びの世界標準化

【エピローグ Jリーグと4-4-2とブラジル】

西部謙司(にしべ・けんじ)
1962年9月27日、東京都生まれ。少年期を台東区入谷というサッカー不毛の地で過ごすが、小学校6年時にテレビでベッケンバウアーを見て感化される。以来、サッカー一筋。早稲田大学教育学部を卒業し、商社に就職するも3年で退社。学研『ストライカー』の編集記者を経て、02年からフリーランスとして活動。95年から98年までパリに在住し、ヨーロッパサッカーを中心に取材。
現在は千葉市に住み、ジェフ千葉のファンを自認し、タグマ版「犬の生活」を連載中。
著書に『1974フットボールオデッセイ』『イビチャ・オシムのサッカー世界を読み解く』(双葉社)、『Jリーグの戦術はガラパゴスか最先端か』(東邦出版)、『サッカーで大事なことは、すべてゲームの中にある』(出版芸術社)、『戦術リストランテIII』(ソル・メディア)、『サッカー戦術クロニクル』『サッカー戦術クロニクルII』『眼・術・戦』(小社)などがある。

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