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「中国マネーには興味がない」とモウ。マンUとの契約延長に向け”相思相愛”か

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼ・モウリーニョ
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、現在の契約をさらに延長してユナイテッドで長期政権を築いていくことに意欲を見せており、クラブ側もそれを望んでいるようだ。21日付の英紙『テレグラフ』など複数メディアが伝えている。

 モウリーニョ監督は、過去3年間低迷に陥っていたユナイテッドを復活させることを期待されて今夏から新監督に就任。シーズン序盤戦は結果が安定しなかったが、ここのところは公式戦10試合無敗と結果を出しつつある。

 プレミアリーグ首位のチェルシーには13ポイントの差をつけられて6位に位置しているとはいえ、クラブはモウリーニョ監督のもたらしたスタイルや練習への好影響などに満足しているようだ。3年間となっている契約の延長に向けて前向きな姿勢だとの見方が伝えられている。

 指揮官自身も、現時点でクラブとの間で新契約についての話はしていないと明言しながらも、現行の契約終了後もユナイテッドに残りたいという思いを語った。「クラブからは、3年間だけではないと考えている様子が感じられる。私もそれ以上長くここにいると感じている。もしいつか新しい契約を提示されたとすればサインする」とモウリーニョ監督は語った。

 サッカー界の移籍市場で勢いを増す一方の中国から巨額の報酬を提示され、誘いに応じる大物選手や監督らも多い。だがモウリーニョ監督にその意志はないようだ。「中国マネーは誰にとっても魅力的だが、私は最高レベルのサッカーを愛している。中国のような場所に行くにはまだ若すぎる」と述べ、欧州のトップリーグで仕事を続けたいという意志を明確にしている。

 プレミアリーグで3連勝中のユナイテッドは、年内にあと2試合を戦う。26日にはサンダーランド戦、31日にはミドルスブラ戦が予定されている。

【了】

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