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モイーズ、マンUで”逃した魚”を振り返る。「ベイルやセスクやCロナが欲しかったが…」

text by 編集部 photo by Getty Images

デイビッド・モイーズ
サンダーランドのデイビッド・モイーズ監督【写真:Getty Images】

 サンダーランドのデイビッド・モイーズ監督は、マンチェスター・ユナイテッドを率いた2013/14シーズンに獲得を望んで実現しなかった大物選手たちについて振り返った。24日付けの英紙『デイリー・メール』など複数メディアが伝えている。

 モイーズ監督は、ユナイテッドを長年率いた名将サー・アレックス・ファーガソン氏の後任として、2013年にユナイテッド監督に就任。だが期待されたような結果を残すことはできず、シーズン終了を待たずして解任される結果に終わった。

 2013年夏の新加入選手としては、移籍市場最終日にモイーズ監督が古巣エバートンから連れてきたMFマルアン・フェライニが唯一の大型補強だった。だがモイーズ監督は、本当のターゲットは他にいたことを認めている。

「まず就任した時、本当に狙っていたのはガレス・ベイルだった。ベイルはマンチェスター・ユナイテッドの選手だとずっと感じていたよ」とモイーズ監督。トッテナムに所属していたベイルはその夏にレアル・マドリーへ移籍することになったが、「我々はマドリーより大きなオファーを出していた。だがガレスはすでにマドリー行きを心に決めていたんだ」と語った。

 さらにモイーズ監督は、バルセロナに所属していたMFセスク・ファブレガスに関しても「最後の瞬間まで獲得できると思っていた」とコメント。「サー・アレックスは、(クリスティアーノ・)ロナウドが戻ってくる可能性はあるといつも言っていた」とも話している。

 マドリーからの獲得を期待していたのはC・ロナウドだけではない。「トニ・クロースは夏に来ることが合意していた。トニ自身とも代理人とも合意していたよ」とのことだが、結局クロースのユナイテッド移籍も実現することはなかった。

 望み通りの選手たちを手に入れていれば、ユナイテッドとモイーズ監督の運命が変わっていた可能性もあるのかもしれない。現在はサンダーランドを率いている同監督は、現地時間26日に行われるプレミアリーグ第18節の試合で古巣ユナイテッドと対戦する。

【了】

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