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清武の問題は語学面。「習得に苦しんでいるのは明らか」とチームメートも語る

text by 編集部 photo by Getty Images

清武弘嗣
セビージャの清武弘嗣【写真:Getty Images】

 日本代表MF清武弘嗣がスペインで苦戦を強いられている大きな要因のひとつは語学面にあると、チームメートも感じているようだ。24日付の地元紙『エスタディオ・デポルティボ』がMFフランコ・バスケスによるコメントを伝えた。

 清武は今年の夏にハノーファーからセビージャへ移籍。シーズン開始当初は先発で起用される試合が続き、順調なスタートを切ったかに見えたが、その後は急速に出場機会が失われてしまった。

 スペイン語の習得に苦戦し、ホルヘ・サンパオリ監督の戦術を細部まで理解するのが困難であることがその一因だと清武自身も認めていた。「言葉は簡単じゃない。彼が習得に少し苦しんでいるのは明らかだ」と同僚のMFバスケスも話している。

「最初の数ヶ月や最初の1年間は、適応するのは大変なものだ」とバスケス。一方で、プレーの面には問題があるとは感じられないという。「実際のところ、キヨは出場した時にはすごく良いプレーをしている。彼のプレーは大好きだよ。右でも左でもやれるしね」

 バスケスによれば、サンパオリ監督も清武と話をして相互理解に努めようとしているという。冬の移籍市場ではチームを離れることも噂されている清武だが、セビージャでポジションを取り戻すためにはやはり言語の壁を乗り越える必要がありそうだ。

【了】

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