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アトレティコで2年ぶり出場の元伊代表、冬の去就は未確定。帰国も残留も

text by 編集部 photo by Getty Images

アレッシオ・チェルチ
アトレティコ・マドリーのアレッシオ・チェルチ(写真はジェノア在籍時)【写真:Getty Images】

 アトレティコ・マドリーで久々の試合出場を果たした元イタリア代表FWアレッシオ・チェルチは、1月にチームを離れるのかどうかについて、休暇明けにディエゴ・シメオネ監督と話し合うことになるようだ。23日付のスペイン紙『アス』が伝えた。

 2014年夏にトリノからアトレティコへ移籍したチェルチだが、期待されたような活躍は見せられず、レンタルの形でイタリアへ復帰。ミラン、ジェノアでのプレーを経て今年の夏にアトレティコへ戻った。

 夏の移籍市場最終日ではボローニャへの移籍に近づいていたが、メディカルチェックで膝に問題があることが確認され、移籍は成立しなかった。構想外の状態でアトレティコに残留することになったが、現地時間20日に行われたコパ・デル・レイ4回戦2ndレグのギフエロ戦では今季初出場。アトレティコでは実に約2年ぶりの試合出場となった。

 ボローニャは1月の移籍市場で再びチェルチの獲得を試みることが予想されている。だが、国際サッカー連盟(FIFA)による補強禁止処分を受けているアトレティコは新たな選手を加えられないという事情もあり、シメオネ監督は放出に応じるかどうかを決めかねているようだ。

 現在はクリスマス休暇に入っているアトレティコだが、28日に再集合して練習を再開する予定。チェルチとシメオネ監督はそれから去就についての話し合いを行うことを予定しているとみられている。「数年前のレベルを取り戻せば、チェルチこそがアトレティコの冬の“補強“になるかもしれない」と『アス』は伝えている。

【了】

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