移籍市場で猛威を振るう中国のクラブは、チェルシーのエースストライカーであるFWジエゴ・コスタの獲得も狙っているのかもしれない。31日付の英紙『ザ・サン』が伝えている。

　豊富な資金を誇る中国スーパーリーグの勢いはとどまるところを知らない。すでにブラジル代表MFオスカルや元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスがこの冬の移籍市場での中国行きを決めたが、他にも様々なスター選手に対してオファーや関心の話が伝えられている。

　今季プレミアリーグで得点ランク首位に立つ活躍を見せているD・コスタも例外ではない。来季の中国スーパーリーグ昇格を決めた天津権健が獲得に向けたオファーを出しているのだという。

　元イタリア代表のファビオ・カンナバーロ氏が監督を務める同クラブは、D・コスタの獲得に向けて移籍金5000万ポンド（約72億円）をすでに提示したが、チェルシーはこのオファーを断ったと報じられている。だが天津は獲得を諦めてはおらず、再度のオファーを真剣に検討しているとのことだ。次の提示額は8000万ポンド（約115億円）にも達するのではないかとみられている。

　D・コスタに対しては週給48万ポンド（約6900万円）の報酬が用意されているという。上海申花への移籍が先日合意したテベスに次ぎ、サッカー選手としては世界2位の高給取りとなる金額だ。チェルシーから上海上港へ移籍したオスカルに続いて、D・コスタも中国へ向かうことはあり得るのだろうか。

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