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強烈ロングスローがダメ押し弾の起点に。青森山田MF郷家友太「中を信じて投げている」

text by 編集部 photo by Getty Images

青森山田
青森山田のMF郷家友太【写真:Getty Images】

 第95回全国高等学校サッカー選手権大会の準々決勝が5日に開催され、神奈川県の等々力競技場で行われた正智深谷(埼玉)と青森山田(青森)の一戦は、青森山田が3-1の勝利を収めて準決勝に進出した。

 前半を1-0で終えた青森山田だったが、試合を大きく動かす2点目を生み出したのは2年生のMF郷家友太だった。

 53分、左サイドから強烈なロングスローをゴール前に送ると、DF三国スティビアエブスがフリックして最後はMF高橋壱晟が決めて貴重な2点目を奪った。

 試合後、郷家はロングスローからの得点は練習の賜物であると語り、チームメイトとの信頼も強調した。

「CKとFKと一緒にロングスローの練習もしています。全員、練習で一回一回やると集中が切れると思うんですけど、山田はその1本1本を集中してやっているので、試合で同じことが出来るんだと思います。中を信じて投げているので、あとは中が何とかやるだろうという思いで投げています」

 準決勝では、昨年王者・東福岡(福岡)を破った東海大仰星(大阪)と埼玉スタジアムで対戦する。

 大会初優勝を目指す青森山田は2試合連続で5-0で勝ち上がっており、この試合でもリードを3点まで広げたが終盤に1点を返されて今大会初失点を喫した。

 決勝進出を懸けた大一番に向けて郷家は「勝ってる時のチームの試合の進め方ははっきりしていない部分があったので、そこをみんなで分かりあえていればもっと楽に進められたのかなと思います」と課題を口にした。

【了】

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