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ヴェンゲル、交代に不満見せたサンチェスを問題視せず。「南米では文化が違う」

text by 編集部 photo by Getty Images

アレクシス・サンチェス
交代でピッチを後にしたアレクシス・サンチェス【写真:Getty Images】

 アーセナルのFWアレクシス・サンチェスは、試合で交代を告げられたことに不満げな様子を見せたが、アーセン・ヴェンゲル監督は問題視するようなことではないと主張している。14日付の英紙『メトロ』など複数メディアが伝えた。

 アーセナルは現地時間14日に行われたプレミアリーグ第21節でスウォンジー・シティと対戦。FWオリビエ・ジルーの先制ゴールと2つの相手オウンゴール、さらにサンチェスのゴールで4-0のリードを奪ったあと、サンチェスは79分に交代を告げられた。

 ピッチから出て行く際や、ベンチに戻ったサンチェスの様子は、明らかに交代に不満を感じていると捉えられるものだった。だがヴェンゲル監督は、「今夜の試合を見てみれば、そんなことは本当に小さな、小さなことでしかない」と問題視していない。

「交代させられれば、全ての選手が不満なものだ。それを見せる者もいれば見せない者もいる。長年仕事をしてきたので分かっている。私は正しいと感じる決断を下しただけだ」とヴェンゲル監督。不満を隠そうとしないのは、南米の選手らしい性質のひとつだとも考えているようだ。「それぞれの文化は異なるものだ。南米には欧州とは少し違う者もいる。南欧も北欧とは違う。それをリスペクトしなければならない」

 先制点を記録したジルーは公式戦5試合連続のゴールとなったが、60分の時点でピッチを後にした。ヴェンゲル監督はジルーが負傷したことを認めつつ、重傷でないことを願っている。「足首に問題を抱えている。どれほど悪いのかは分からない。ドクターが確認しているところだ。重いものではないことを願いたい」

【了】

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