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サンプで構想外のカッサーノ、退団が決定。セリエA残留を望むもオファーなし

text by 編集部 photo by Getty Images

アントニオ・カッサーノ
サンプドリアを退団したアントニオ・カッサーノ【写真:Getty Images】

 サンプドリアは、元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノと双方合意のもとで契約を解消したことを25日に発表した。

 カッサーノは昨年トラブルを起こしたことでクラブとの関係が悪化し、今季のチームでは構想外に置かれていた。来夏まで残していた契約の解消をクラブに要求していることは本人も認めていたが、退団が合意に至った。

 サンプドリアは、カッサーノが同クラブのプリマベーラ(ユースチーム)で練習参加を続けることを認めるとも発表している。コンディション維持に努めた上で、今後の移籍先を探すことになる。

 伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、カッサーノは中国からの2件のオファーと、セリエBのヴィルトゥス・エンテッラからのオファーを断ったとのことだ。セリエAでプレーを続けていることを希望しているものの、現時点でオファーは届いていないという。

 バーリで若くして頭角を表したカッサーノは、ローマ、レアル・マドリーを経て2007年にサンプドリアに加入。2011年に一旦サンプを離れ。ミラン、インテル、パルマでプレーしたあと2015年夏に古巣に復帰していた。

【了】

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