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カップ戦決勝進出は痛し痒し。モウリーニョを悩ませる日程問題

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼ・モウリーニョ
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、カップ戦で勝ち進むことがプレミアリーグでの戦いに悪影響を及ぼしかねないことを認めている。28日付の英紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えた。

 ユナイテッドは現地時間26日に行われたリーグカップ準決勝2ndレグでハル・シティに1-2の敗戦を喫したが、2試合合計3-2で上回り決勝進出。決勝では、日本代表DF吉田麻也の所属するサウサンプトンと対戦する。

 ユナイテッドはFAカップでも4回戦に進んでおり、29日にウィガンと対戦。2月にはヨーロッパリーグ(EL)の決勝トーナメントもスタートする。プレミアリーグも含めて4つの大会で戦い続けているのは喜ぶべきことでもあるが、日程面では苦しい戦いを強いられることになる。

 この状況の中、プレミアリーグでの6位という現在の順位を上げるのは「非常に難しいことだ」とモウリーニョ監督。「マンチェスター・シティとの試合を本来行うべき時に行えないという問題もある。それからELでも戦うことになる」と語った。

 プレミアリーグ第26節のシティとのダービーマッチは2月26日に開催が予定されていたが、この日にリーグカップ決勝が行われるため延期が確定。現時点で新たな開催日は決定されていないが、ユナイテッドがFAカップやELでも勝ち進んだとすれば、シーズン終盤までずれ込むことになるかもしれない。

「本当に難しいことだが、良い理由で難しいことでもある。複数の大会で勝ち進んでいるからだ」とモウリーニョ監督は話しているが、カップ戦での好調と引き換えにリーグ4位以内という大きな目標の達成が困難にもなりかねない。

【了】

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