柴崎岳【写真:Getty Images】
スペイン2部のテネリフェ移籍が決まった柴崎岳は、1日に現地で入団会見を行った。その模様を地元メディア『デポルプレス』が伝えている。
移籍市場最終日にテネリフェへの加入が決まった柴崎は、まだチームに合流していない。監督とも話していないようで、練習への合流は2日に予定されている。だが「どういったクラブかというのは聞きましたし、いまは2部ですけど、1部へ行くという野望、目標を持っているクラブなので、そこに貢献できるように頑張りたい」と、すでに明確な目標を設定していた。
日本はオフシーズンだったため、コンディションは万全ではない。また選手登録などの問題もあって、今週末の試合には間に合わないという。移籍即スペインデビューはおあずけになったが「いつになるかはわからないですけど、なるべく早く、でもマイペースにしっかりと100%の状態で試合に臨めるようにしたい」と、柴崎は冷静だった。
「いま自分がプレーできるものを全て出したいなと思いますし、さらに選手として成長していきたいと思っています。先のことはまだどうなるかわからないですけど、チャンスをくれたテネリフェのためにしっかりと自分のプレーをしたい」
持ち前のゲームメイク力でスペインの目の肥えたファンを納得させられるだろうか。会見ではさっそくスペイン語で記者たちの笑いを誘うなど、新たな挑戦に向けて語学も準備してきたようだ。まずはテネリフェの1部昇格に向けてコンディションを整え、監督やチームメイトの信頼を掴んでポジション獲得に挑む。
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