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レアル、ナポリに先勝も安心できず。1stレグ3-1からの突破率は”50%”

text by 編集部 photo by Getty Images

レアル・マドリー
ナポリを下したレアル・マドリー【写真:Getty Images】

 現地時間15日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグで、レアル・マドリーはホームでナポリと対戦して3-1の勝利を収めた。2点のリードを奪っているが、必ずしも準々決勝進出を楽観視できる状況ではないかもしれない。

 ナポリに対して序盤に先制点を許したマドリーだが、前半のうちに同点に追いつき、後半には2点を奪って逆転勝利。2点差での勝利は一見大きな差にも思えるが、アウェーゴールルールの存在により「3-1」はそれほど圧倒的優位と言えるスコアではない。2ndレグのホームチームは、「2-0」という比較的現実的なスコアで逆転することが可能となる。

 15日付のスペイン紙『アス』などが伝えたところによれば、マドリーが欧州の大会のホーム&アウェイ方式のラウンドで1stレグをホームで戦い、3-1の勝利を収めたケースは過去に8回あった。そのうち4回は2試合合計スコアで勝利しているが、4回は敗退に終わっている。

 前身のチャンピオンズカップ時代を含むCLでは過去に4度の例があり、マンチェスター・ユナイテッドに2回とバルセロナに1回勝利。だが1978/79シーズンにはスイスのグラスホッパーとの2ndレグに0-2で敗れ、ベスト16での敗退に終わった。

 ヨーロッパリーグの前身にあたるUEFAカップでは3-1で先勝した状況が3度あったが、PSV、カイザースラウテルン、パリ・サンジェルマンにいずれも逆転を許した。カップウィナーズカップでは1982/83シーズンのウーイペシュト(ハンガリー)戦で勝利している。

 一方のナポリは、過去にアウェイでの1stレグに1-3で敗れた前例はない。ナポリのホームでの2ndレグは、3週間後の3月7日に開催が予定されている。

【了】

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