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問題児バロテッリ、ニースでまたも退場。”誤認”も含めると今季3回目

text by 編集部 photo by Getty Images

マリオ・バロテッリ
ニースのマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】

 フランス・リーグアンの第26節が現地時間の18日に開催され、ニースはアウェイでロリアンに1-0の勝利を収めた。ニースのFWマリオ・バロテッリはこの試合で一発レッドカードを受けて退場している。

 前節は発熱のため欠場し、3試合ぶりに先発復帰を果たしたバロテッリだが、68分にピッチ中央付近での空中戦で相手選手と競り合ったあと主審からレッドカードを提示された。前半に先制していたニースは残り20分あまりを10人で戦うことになったが、そのまま勝利を収めた。

 リュシアン・ファーヴル監督は判定に困惑した様子を見せながらも、審判への抗議によるものだったのではないかという考えを述べている。「何が起こったのか見ていなかったが、突然彼がピッチから出ることになった。理由も分からないが、審判に何か言ったのかもしれない」と仏紙『レキップ』などが試合後のコメントを伝えた。

 今季からニースに加入したバロテッリは、リーグアン14試合目の出場で早くも3度目となるレッドカード。とはいえ、ロリアンと前回対戦した第8節での退場は、2枚目のイエローカードが本来他の選手に出されるべきものであったことを主審が認めて処分取り消しとなっている。第19節ボルドー戦ではラフプレーで一発レッドを受けた。

 “問題児“として知られるバロテッリは、リバプールに所属していた際には、退場が「年間2回以内ならボーナス」という契約条項が設けられていたことが「フットボース・リークス」により明かされている。ニースではそのような条項は存在しないとのことだが、リバプールでは公式戦28試合で一度も退場しなかったことを考えれば、ボーナス提示は実際に抑止力になっていたと言えるのかもしれない。

【了】

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