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英国ファンが国内“全93クラブ“の本拠地で試合観戦。ギネス記録を22年ぶり奪回

text by 編集部 photo by Getty Images

ロッチデール
ウッド氏が最後に訪れたロッチデールのスタジアム【写真:Getty Images】

 イングランドのサッカーファンが、プレミアリーグから4部リーグまでの全92クラブの本拠地での試合観戦を189日間で成し遂げ、かつて保有していたギネス記録を“奪回“した。『ギネス・ワールドレコーズ』が18日に伝えている。

 イングランドにおいては、トップリーグにあたるプレミアリーグと、フットボールリーグ・チャンピオンシップ(2部)、リーグ1(3部)、リーグ2(4部)までの4つのディビジョンがプロリーグとして存在。プレミアリーグの20クラブと、その他3ディビジョンの各24チーム、合計92クラブでピラミッドが構成されている。

 2部ダービー・カウンティのファンであるという51歳のエド・ウッド氏は、1991/92シーズンに“243日間“でその全クラブの本拠地を訪れて試合を観戦し、最速記録としてギネスに認定された。だがその3年後には別のファンが237日間で全会場を回って記録を更新し、以後22年間にわたって破られていなかった。

 今回その記録の奪回への挑戦を開始したウッド氏は、昨年8月14日に3部のブリストル・ローバーズ対オックスフォード・ユナイテッド戦を観戦。その後毎週のように国内各地のスタジアムを訪れ、現地時間18日に3部のロッチデール対チャールトン戦を観戦したことで、189日間での全会場制覇を達成した。正確には、イングランド国内のクラブであるがスコットランド4部で戦うベリック・レンジャーズの本拠地も含め、93のスタジアムを訪れたとのことだ。

 地球を1周する距離にも迫る合計2万2000マイル(約3万5000km)を旅したというウッド氏は、「パートナーの誕生日も記念日も、元日もバレンタインデーも逃したが、とても実りある旅だった。火曜の夜にいつも300マイル(約482km)を旅する日々が懐かしくなるかどうかは分からないが、またすぐにサッカーに戻るだろうね」とコメントしている。

【了】

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