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ユーベに痛手、指揮官と口論した罰でボヌッチがポルト戦を欠場することに

text by 編集部 photo by Getty Images

レオナルド・ボヌッチ
ユベントスに所属するレオナルド・ボヌッチ【写真:Getty Images】

 ユベントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、先日同監督と激しい口論をしたレオナルド・ボヌッチが現地時間22日に行なわれるチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグのポルト戦に出場しないことを明かした。21日に伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが報じている。

 先日行われたユベントス対パレルモ戦で選手交代に納得がいかず、アッレグリ監督と激しく口論をしたボヌッチ。試合後にアッレグリ監督は、この口論について「誤解が生じた」と述べ、その後に誤解を解いたとされているが、クラブはチームの規律に反したとしてボヌッチに罰金処分を下した可能性があるとみられている。

 さらにクラブは、罰としてボヌッチをポルト戦に出場させないことに決めたようだ。そのことをアッレグリ監督が前日記者会見で明かした。

「明日ボヌッチはスタンドで試合を観戦するよ。これは私も含めてサポーターやクラブに対して敬意を払うべきだったと私が判断したからなんだ。私は土曜日の朝にレオナルドと話をし、私の決断を伝えた。彼は賢い人間であり、特にユベントスにとって重要な選手だからそれを理解したよ」

 しかし、ユベントスでこのようなことが起こるのは初めての事ではない。以前にはパウロ・ディバラも交代後にアッレグリ監督との握手を拒否したが、クラブからは処分を下されなかった。同監督は、このことについて「常にある者が代償を払うというのが人生の掟なんだ。彼は不運だった」と述べ、この件に終止符を打っている。

 守備の要抜きでポルト戦に挑むことになったユベントス。規律違反による処分とはいえ、ボヌッチの不在は大きな痛手となりそうだ。

【了】

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