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ピオリ体制のインテル、ローマに敗れホーム戦で初黒星。長友はベンチ入りも出場せず

text by 編集部 photo by Getty Images

インテル
ローマのファシオと競り合うインテルの主将イカルディ【写真:Getty Images】

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【インテル 1-3 ローマ セリエA第26節】

 現地時間25日にセリエA第26節の試合が行われ、インテルはホームでローマと対戦。ラジャ・ナインゴランなどに得点を許し、インテルは0-2の敗戦を喫している。

 ユベントスとのアウェイゲームに敗れてしまったとは言え、ここ10試合のリーグ戦で9勝1敗と好調を維持している6位インテル。今節はホームに2位ローマを迎えるが、ステファノ・ピオリ監督に指揮官が交代してからホーム戦で全勝をおさめているインテルは、地の利を生かしてなんとしてでも勝利をおさめたいところ。

 そのピオリ監督は、ミランダが累積警告により欠場することを考慮してか、布陣を3-4-2-1に変更。最終ラインにはムリージョ、メデル、ダンブロージオの3人、そして2試合の出場停止処分が解けたイカルディの1トップの背後にブロゾビッチとJ・マリオを並べる一方で、長友は今節もベンチスタートとなった。

 対するローマもここ8試合のリーグ戦で7勝1敗と現在好調を維持しているチームだ。そのローマも4-2-3-1の布陣に変更。今季19ゴール目をマークして得点ランク首位タイに立つゼコの1トップの背後にぺレス、ナインゴラン、サラーを並べてこの試合に挑んだ。

 立ち上がりから攻勢に出たのはアウェイのローマ。そして開始して12分、左サイドでパスを受けたナインゴランが中に切り込んで豪快なミドルシュートをゴール右上隅に突き刺し、ローマが先制に成功する。

 積極的に前線からプレスを仕掛けて来るローマに対してなかなかチャンスが作れずにいたインテルは、前半アディショナルタイム、J・マリオが右サイドから送ったマイナスのクロスに走り込んで来たブロゾビッチが右足を一閃。しかしシュートはGKにセーブされ、1点のビハインドを負って前半を折り返した。

 後半になってもローマは攻撃の手を緩めない。56分に自陣で後方からのパスを受け取ったナインゴランがカウンターを仕掛けると、そのまま一人でドリブルで持ち込んでエリア手前から再びミドルシュートを突き刺し、ここ4試合で5得点目となるゴールでローマがリードを2点に広げる。

 すると81分、インテルも反撃を開始。ボックス内で入れたぺリシッチの低いクロスにファイサイドにいたイカルディが滑り込みながらニアに押し込んで、インテルが1点を返した。

 しかし84分、メデルがエリア内でゼコを倒し、ローマがPKを獲得。これを交代出場したペロッティがきっちりと決め、再びリードを2点に広げる。

 そのまま試合は1-3で終了。インテルはピオリ監督就任後初めてホームで黒星を喫し、連勝が2でストップしている。

【得点者】
12分 0-1 R・ナインゴラン(ローマ)
56分 0-2 R・ナインゴラン(ローマ)
81分 1-2 M・イカルディ(インテル)
85分 1-3 D・ペロッティ(ローマ)

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【了】

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